先週末からWanna Cryptor、及びその亜種のランサムウェアが猛威を奮っています。
感染すると、PC内のファイルを暗号化して読めない状態にした上で、
「元に戻してほしければビットコインを払え」という警告を出す人質型ウイルスです。
払ったとしても元に戻るとは限らない、むしろ戻らない可能性の方が高いと思われます。
今回のWanna Cryptorは、一度感染すると復元不能と言われております。
また、感染すると同一ネットワークの他のPCにも攻撃を始めます。
万一上記の赤い画面が出ましたら、即LANのケーブルを引っこ抜きましょう。
無線LANであれば無線のオフですが、素早くできる気がしなければ電源を引っこ抜きます。
予防策
最新のWindows Updateを適用します。
会社組織であれば、間違いなくUpdateが適用されているかの確認が必要です。
既にサポート終了したWindows XP/2003も、特例でパッチが公開されています。
主な感染経路はメールに添付されるファイルと報告されていますので、
企業の問い合わせ窓口など、不特定多数に公開しているメールアドレスは特に注意が必要です。
こういったメールアドレスは複数の人が共用していることが多いため、全員に周知しましょう。
添付ファイルは安易に開かず、アンチウイルスソフトでスキャンして下さい。
現状では感染してしまった場合、バックアップから戻さなければ復旧できません。
データをクラウドや他のメディアに逃がし、最新のバックアップを取得するなどしましょう。
ファイルサーバーもWindowsであれば、Updateを忘れずに。
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