インターネットが遅いのはNATのせいかも

光回線など高速な回線を使っているのに、インターネットが遅いということはありませんか。

原因は様々ですが、もしかしたらルーターが駄目なせいかもしれません!というお話です。

 

ご使用のアプリケーションによる部分は大きいのですが、

WEBサービスが普及してインターネット通信量が増えていますし、

オンラインゲームや動画などを見る際には特に、スループット以上に考慮する点があります。

スループットは回線速度を上回っていれば、それほど深く考えることはありません。

 

「NATセッション数」などの名称で、ルーターのカタログに数値化されています。

メーカーによって呼び方が異なりますが、「NATテーブル数」などと呼ばれることも。

家庭用のルーターですと非公開だったりします。

NATの仕組みについては割愛しますが、この数が小さいと接続待ちが増え遅くなる、と考えて下さい。

 

スループットの数字だけは家庭用ルーターも速いので、企業で使えそうな気がするんですが、

家庭用ルーターはこのNATセッション数が1000~2000前後と貧弱な機種が多いですね。

iTunesだけで200セッションぐらい消費してしまうので、

音楽を聴きながらSkype通話してオンラインゲームなんてしようものなら上限ギリギリです。

家族の誰か一人がそれをやっていると、他の人がネットを使う際に読み込みが遅くなります。

もちろん企業でもWebサービスが当たり前になっている昨今ですので、

NATセッションが上限に達すると、なかなか読み込めなくて業務に影響します。

Webサービスを導入するにあたって回線を速くして、スピードテストの数字も良い。

ルーターのスループットはギガビットに対応している。

しかし実際に運用するとなぜか遅い、ということが起こります。

 

一例としてヤマハさんの最新機種では、エントリーモデルでもセッション数65534に拡張されています。

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NATテーブルは一定時間すると更新されるので、これだけあれば詰まってしまうことは当分無いでしょう。

 

また、法人向けルーターではNATの更新間隔を短く設定することが可能ですので、

とにかく安く収めたい場合は、CiscoやCentury Systemsのルーターを中古で手に入れましょう。

ヤフオクで1万円もあれば余裕で購入可能です。

Ciscoはコマンド操作ですが、Century SystemsはWEBブラウザから設定できるのでお勧めです。

ヤマハの古いモデルは、上記2社に比べるとNATセッション数があまり大きく無いです。

(古い機種はサポート切れなどがあるので、メーカー修理できないことには注意しましょう)

 

冒頭と重ねてになりますが、インターネットが遅くなる原因は他にもあるので、一つの事例として考えて下さい。

お金はかかりますが、迷ったらプロに依頼するのが確実です。

 

 

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